岩崎建築研究室・日誌II

京都・下鴨の設計事務所。茶室のリフォームや新築をメインに、和風住宅や和菓子舗、日本料理店、和風旅館、古民家改修などの設計監理を行なっています。

銘竹選び

京都別邸茶室計画、大工さんと一緒に茶室に使う竹選び。

平天井の竿縁には火炙り上製の白竹を。京都産の竹を京都の職人が仕上げた逸品。火で炙り油を抜いて、艶のある表面に仕上がり、モノとして美しい。

その中から今回使うものを厳選。

風炉先窓の方立には「蔵錆び」と呼ばれる、濃すぎない煤竹を使う。こうしたものはありそうで、なかなかない材料。私が設計する茶室用に、と銘竹屋さんがまとめておいてくれている。ありがたい。

落天井の竿縁は女竹の吹寄。こちらも美しい束の中から厳選。

連子竹は七分ではちょっと太く、六分ではちょっと細い、ということで六分半を目指して。