岩崎建築研究室・日誌II

京都・下鴨の設計事務所。茶室のリフォームや新築をメインに、和風住宅や和菓子舗、日本料理店、和風旅館、古民家改修などの設計監理を行なっています。

椅子とめぐる20世紀のデザイン展

なんば高島屋の「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」へ。マッキントッシュのチェア(ヒルハウス)ラダーバックの最上部は日本の伝統建築の影響?ワーグナーのウィーン郵便貯金局のチェア。役職によって違うデザイン。背板の丸い刳り貫き。リートフェルトの赤と青の椅子。13本の角棒と4枚の薄板。リートフェルとは指物師の息子とのこと。日本の木工や指物の感覚なら角材同士は相欠きにするかな。ミースのバルセロナチェア。X型に交差する脚は、フラットバーを上下から接合させ溶接したあとに研磨している。ミースの職人的かつ建築的な洗練されたデザインはすごい。ポンティのスーパーレッジェーラ。極限まで削ぎ落とされた三角形のフレーム。数寄屋に応用してみたくなる、極限まで洗練されたデザイン。新居猛のニーチェアは畳の間にも似合い素晴らしいデザイン。